凍結防止剤【塩化カルシウム】 実験: 2013年2月アーカイブ


まいどです




この時期になると高速道路や一般道などの交差点などが雪で凍ってしまうので

事故防止の為に設置されている、道路凍結防止剤 【塩化カルシウム】 俗に言う【塩カル】。

雪を溶かして車が通れるようにする化学薬品だ。


車に影響を及ぼすと言われ、車好きには気になる存在で知っている方は多いはず!

車に付着すると車がサビてしまうと言われている。




そこで当店は【塩カル】を使って実験することにした。

その前に知識を知る必要があるので勉強しよう。




先ずは【塩カル】の成分は、化学式CaCi2で表示されるカルシウムの塩化物。

仕組みは雪に塩カルを撒くと、塩カルが水に溶け雪は水になる。

しかし、気温が極端に低すぎれば効果が得られない。


道路などに散布する量は1平方メートルに約30グラム(一握り)が適正のよう。

数分から数十分で雪が解ける。


散布するに辺り、注意事項は素手では撒かないことだ!

皮膚炎の原因となる。

手が濡れている場合には特に注意が必要。

水分を遮断するゴム手袋がお勧め。

間違って口に入れば脱水状態を起すので要注意。




そして【塩カル】による塩害は、自動車や鉄製品はもちろんのこと

コンクリートや植物にも影響が出ていて重要な問題になっている。



余談だが最近、劣化問題で高速道路や橋などにも影響がでている。

コンクリート基礎の中には鉄筋が入っているが、

水に溶けた塩水が隙間から入り込み鉄筋をサビさせ寿命を縮めている。

植物には塩水を飲ませていることになり枯れてしまうので自然破壊問題にもなる。


対策として、鉄製に反応しないと言われる酢酸カルシウムがあるがコストが掛かるようで

効果も今一な所があるよう。




溶けた雪は塩水になるので、車が通ると水しぶきとなり車に付着する。

早期腐食や劣化の原因になる。

対策は速やかに洗車する他はない!

それも車の底・前周り(ボンネットやバンパー付近) グリルの隙間も洗う。

予防対策としては、塩害防止スプレーが有効だがボディーにはスプレーできない。



これで【塩化カルシウム】の怖さや自然に良くない事を分っていただけたと思う。

次回から実物の塩カルを使って本格的に実験をしていく。




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