凍結防止剤【塩化カルシウム】 実験: 2013年3月アーカイブ


まいどです




前回の実験から数日が経過しているように思われるかもしれないが

実はこの実験は公開する約1ヶ月前にスタートしている結果を追跡しながらの公開です。




さて実験開始②から4日後 (実験日:2月21日)

大きな変化が出てきたようだ。


塩カル実験⑤ (風呂上がり).gif実験④で作られたサンプル⑤の
【風呂上がり】

(塩カルで溶けた雪水④から鉄クギを取り出した)

作成から2日目が経過

容器の上下は変っているが

前回矢印の部分のサビが広がっているように見える。

全体的にも色が変化している。

分りにくいのでアップ写真がこれだ!




塩カル実験⑤ (風呂上アップ).gif全体にサビが回りだしたところだ

わずか実験開始から2日でこの変化

恐るべし塩化カルシウム(汗)


少しずつこのクギはサビにやられていくのだろう。

もう少し様子を見ることにする。

しかし気持ちの悪い色だなぁ・・

食欲が落ちそうだ。




続いてサンプル塩カル実験⑤ (入浴中).gif④の【入浴中】

(雪と鉄クギが入った容器で雪を塩カルで溶かした)

作成2日目

これもクギの変色は見られないものの

塩カル水の色に変化が出てきた。

水がサビたような薄茶色い色。

クギは普通なのに水がサビる?

どう言うことなのだろうか?




塩カル実験⑤ (雨上がり).gifこれはサンプル⑥の【雨上がり】

(塩カルの上①に濡れた鉄クギを入れた)

作成1日目

濡れていた部分に塩カルが反応し

クギの一部分が白くなっているが

全体的にヒドイ変色は見られないようだ。

もう少し見守ろう。




塩カル実験⑤ (冷凍).gifサンプル②の【冷凍】

(塩カルと鉄クギが入った容器に水を入れた)

作成4日目

氷のような結晶に埋もれる鉄クギ。

分りにくいがクギの周りが変色している。

結晶とクギが触れている部分は茶色の縁取りのよう




残りのサンプル①【フリカケ】(塩カルの上に鉄クギを入れた)作成4日目

サンプル③【鉄クギ】(容器に鉄クギを入れただけ)作成4日目

変化が確認できなかった。




まいどです




もう雪は降らないのだろうか、北の方はまだ雪があるようで

スキー場は賑わっているようだ。




実験開始②から3日後 (実験日:2月20日)

前回の実験③で作った「入浴中」のサンプルの次の日に、ずっと入浴しているのも良いが

実験目的として現実的に近いサンプル造りを考えているので、

いつまでも塩カル水に入浴の車輌は少ないだろうと考え、

入っている鉄クギを取り出し新たなサンプルを作った。



もちろん入替えに新たな鉄クギを入浴させた(笑)

一旦取り出したサンプル名は「風呂上がり」にしよう。

そしてもう一つサンプルを作ることにした。

塩カルの中へ鉄クギを濡らして入れた、「フリカケ」に似ている「雨上がり」のサンプル。



これで6個のサンプルが完成した。

①フリカケ  (塩カルの上に鉄クギを入れた) 2/17作

②冷凍    (塩カルと鉄クギが入った容器に水を入れた) 2/17作

③鉄クギ   (容器に鉄クギを入れただけ) 2/17作

④入浴中    (雪と鉄クギが入った容器で雪を塩カルで溶かした) 2/19作

⑤風呂上がり(塩カルで溶けた雪水④から鉄クギを取り出した) 2/20作

⑥雨上がり (塩カルの上①に濡れた鉄クギを入れた) 2/20作




これが⑤の「風呂上がり」塩カル実験④ (風呂上がり).gif

1日経過しただけなのに

矢印の部分が少し変色していた。


何とも早い変化が出てきた。

サンプルの中では一番早い変化だ。


この狙いは、塩カルで溶けた水の上を

車が通ったイメージでのサンプルだ。



自動車は塗装で保護されている部分が多いが

鉄同士が擦れあったり飛び石等で部分的に塗装が欠けている部分はとても弱いもの。

ボンネットのキャッチ(開けるレバー)やサスペンション(足回り)など無塗装の部分などだ。

エンジンルームも結構弱い所なのだ。


もちろん塗装されている部分も弱くなってくる。

特に普段は見ない車の下周りは弱い。




塩カル実験④ (雨上がり).gif続いて⑥の「雨上がり」

濡れた鉄クギに塩カルを振り掛けた。


水分が付いていた部分に塩カルが反応して

所々白くなった。



このサンプルの狙いは、

塩カルが散布された道路を

通り雨や何らかの理由で濡れた車輌が通った場合イメージ。




これは②の「冷凍」塩カル実験④ (冷凍).gif 

凍っているようにも見えるが結晶にも見える。

鉄クギの状態はそれほど変化は見受けられない。

容器の底はやはり冷たかった。

ガスが発生しているかは分らない。

匂いも無さそうだ。




塩カル実験④ (入浴中).gifこれは先日のサンプル④「入浴中」

塩カルの粒は完全に溶け透明の水になっていた。

中の鉄クギの変化も無いようだ。

ガスは分らない。

匂いも無さそう。


この②と④の2つは液体系なので

多分、ガスの発生や気化していると思う。




これは③の「鉄クギ」塩カル実験④ (鉄クギ).gif

容器に鉄クギを入れただけのサンプル。


もちろん何の変化も見受けられない。

このサンプルは保管場所の

空気中の酸素や水分などで

変化か出ないかのチェックみたいなサンプルだ。

ここで変化するようなら

データは取れないと言うことになる。



では引き続き見守ろう。




http://www.eikou-auto.com






まいどです




偶然にも実験②から2日後、朝から大阪は久しぶりの大雪。 (実験日:2月19日)

塩カル実験② (大雪).gif出勤しようと一緒に仕事をしている相棒(代車)に何と!

雪がドッサリと積もっていた。

ワイパーを動かすと雪の重みで

ワイパーのモーターが焼けてしまうので

仕方なしに手である程度落とそうと思ったその時!


あっ!ラッキー

水道水で実験していたが

実際の雪でのデータが取れるではないか!

こう言う事もあろうかとカバンに入れていたタッパに冷たい雪を入れた。




塩カル実験③ (雪での実験).gif寒いので直ぐに車内へ入り

フワフワの雪を触ると当たり前に冷たい。

周りから見るととても怪しい行動だったに違いない(笑)


かき氷ではない本物の雪での実験は

どうなるのか楽しみだ。

正直ずっとこれがしたかったのだ(喜)

マニア?ではないぞ。




そしてその時はついにやってきた。塩カル実験③ (雪に塩カル).gif


雪が入ったタッパに塩カルを入れる。

すると直ぐにチリチリ音を鳴らし雪が溶けていく。

上の写真から1分で右の写真になった。

粒の形のまま雪は溶け無数の穴が開き始めた。

チリチリ不気味な音を鳴らし

化学反応が始まった瞬間だ。




塩カル実験③ (time1).gif雪が溶けてしまわないうちに

急いで鉄クギを入れる。


上の塩カルを入れた写真から約2分が経過した。

全てのサンプル同様、直接クギには触れない。

蜂巣の様な無数の穴が気持ち悪い。


どんどん水へと変化していくが

塩カルの粒も粉っぽくなってきた。




塩カル実験③ (time2).gifさらに2分後にはシャーベット状になった。

粒は完全には溶けていないが、まだ音を鳴らしている。


タッパの底は氷の様に冷たい。

温度は分らない。


この塩カルが溶けた水は

どんだけ害があるのだろうか?




塩カル実験③ (time3).gifさらに約3分後には塩カルの粒が米粒以下の様に

細かくなった。


上の写真からは約3分経過した。

最初の雪に塩カルを入れてから

約7分で雪は完全に水になった。


こいつの名前は「入浴中」にしよう

何とも単純な名前だ(笑)


これで4つのサンプルで役者はそろった。

全て同じ箱に入れ大切に保管した。


では次回のデータを楽しみに。

まいどです




ずいぶん暖かくなってきたが、まだ北の方は雪が降っている。

冬が終わりつつある今日この頃に

【塩化カルシウム】実験開始となる。 (実験日:2月17日)




塩カル実験① (塩化カリウム).gif数グラムの塩カルを購入して

100均で買ってきたタッパに入れての実験。


実際に見たことの無い方も多いと思う。

道路では粉々になっていたりで

そんなに、まじまじと見るこもないだろう。


これが塩カルだ。決してご飯ではないぞ!




100均で購入してきたタッパは塩カル実験① (100均のタッパ).gif

液体がこぼれない容器で

青色のフタには万が一ガスが発生しても

大丈夫なように空気抜き穴付きを採用。


本来は電子レンジで蒸気抜きの為にあるのだろう。


3つで100円のお得感に惹かれた(笑)




そして主役となる鉄製の鉄クギだ。塩カル実験① (生クギ).gif

以前にも実験で使用してことがある。


この3点を使っての実験をスタートする。


実験日数は未定だが、

どのようなデータが出るか楽しみ。


良い子の皆様は危険なので決してマネはしないように(笑)






塩カル実験① (塩カル 一粒の大きさ).gif一粒の塩カルの大きさは約4ミリ

結構デカイ粒だ。


風に飛ばされないように作られているのだろうか?

散布しやすいサイズなのかは分らない。

知っている方がいれば教えて欲しい。


実験方法は何種類かに分けて

ほぼ一斉に開始する。






塩カル実験開始.gifでは実験開始。


タッパに適当な塩カルをバラバラと入れていく。

目には見えないが粉煙は出ている(汗)

正直イヤダ・・

もう体に悪そうでマスクをした。




塩カル実験 (フリカケ).gif容器の底が隠れる程度に塩カルをいれて

鉄クギを入れる。

この時、手の水分や油が鉄クギに

付着して錆びないように

袋ごしに鉄クギを容器にいれる。

確実なデータを取るため。


こいつに名前を付けることにする。

ん・・・・

「フリカケ」に決定。 

このサンプルの狙いは、塩カルが散布された道路を車が通ったイメージでの制作。




塩カル実験 (冷凍).gif続いて同じく容器に塩カルを入れて

今度は水道水を浸す程度に入れてみた。


チリチリと小さな音が聞こえだした。

多分、ガスが発生するのだろう

これも少しイヤだな(汗)


すると全体にチリチリと音を立てながら

変化が出だした!




塩カル実験 (冷凍time1).gif約3分で全体的に半分ほど溶けた状態になった。

粒に穴があいたように独特に溶け出し

容器の底はとても冷たく感じた。


全部溶けるのだろうか?

どうなるのだろうか?

ガスは大丈夫?

不安は増すばかりだが続けて行こう。




塩カル実験 (冷凍).gif急いで鉄クギを入れる。

上記の写真から1分経過しながら

慎重にクギを入れる。


その間もチリチリと溶けていく塩カル。


ではこいつの名前は「冷凍」に決定!

その名前の理由とは後ほどわかる。



このサンプルの狙いは、塩カルが水に反応し溶けた道路を車が通ったイメージでの制作。




塩カル実験 (生クギ).gifそして一応、鉄クギを空っぽの容器に入れての実験。

このサンプルの狙いは、

他のサンプルと同じ環境保管され変化を見るためだ。

その間にも「冷凍」はどんどん変化している状態!


ガスが不安なので蓋のエアー抜きを

開けておくことにする。

破裂を防ぐ。

このサンプルどこに保管しようか?

外だと湿気もあるし室内だとガスが心配だ。




塩カル実験 (フリカケ・冷凍・生クギ).gif初日はこの3種類のサンプルを制作。


左からフリカケ・冷凍・鉄クギ

「冷凍」の意味が分って頂けただろうか、

水道水を入れた写真から

実際14分しか経過してないのだ!


冷凍状態で容器は冷え冷え状態。


この3種を見守ることになった。




http://www.eikou-auto.com





このアーカイブについて

このページには、2013年3月以降に書かれたブログ記事のうち凍結防止剤【塩化カルシウム】 実験カテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブは凍結防止剤【塩化カルシウム】 実験: 2013年2月です。

次のアーカイブは凍結防止剤【塩化カルシウム】 実験: 2013年4月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

2013年4月: 月別アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.25